ちょっと気になるベルリン情報 ベルリンのシンボル アンペルマン

ドイツのヴィンテージ雑貨と布のオンラインショップ Frau Vintage

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11月に入りベルリンもすっかり冬っぽくなってきました。
先日久しぶりに西ベルリンのクーダム地区に足を伸ばしたところ、カフェが併設されたアンペルマンショップを発見! さっそく覗いてみました。

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アンペルマンとはDDR時代に生まれた歩行者信号機の人の形をしたマークのことでベルリンを代表するシンボルの一つ。

交通量の増加に伴い子供の事故が急増したベルリンで、小さな子供やお年寄りにも見やすいようにと1961年交通心理学者カール・ペグラウによって発案されました。

1990年の東西ドイツ再統一後西側タイプの信号機に次々と置き換えられていきましたが、市民たちの根強い保護運動により復活されることとなりました。

ここクーダム地区は旧西ドイツに属しますが、西側の信号機に加え東側のアンペルマンも共存する面白いエリアなんですよ。

East West

西側のマークと比べて頭や帽子は倍ほどのサイズで確かに見やすい!
そしてとにかく可愛い!
帽子をかぶっているのは世界でもこのアンペルマンだけなんだそう。
人々に愛され続けたアンペルマンをキャラクター販売しているのがここ、アンペルマンショップ。

衣類や生活雑貨・文房具の他、信号機由来ならではの交通安全グッズなど多岐に渡った品揃えで見てるだけでもワクワクしてしまいます。
東と西の信号マークが仲良く同居した東西ドイツ統一25周年記念グッズなんかもありましたよ。

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アンペルマン生みの親であるペグラウ氏のもとにキャラクター化の申し入れがあった当初、西側の商業主義に慣れていない旧東ドイツ出身の氏にとって、安全性という側面でデザインが語られるのではなく単にお金儲けの手段として扱われるのが気に食わなかったそうですが(ショップ創業者のヘックハウゼン氏は旧西ドイツ出身)、アンペルマン救出を訴える他のサポーター達と共に沿道に立つ姿を見て考えなおしたという逸話が残っています。

交通安全のシンボルとしてだけでなく、東西ドイツ統一のシンボルと言われる所以はこういったところにもあるかも。

なにげない風景にもたくさんのドラマが詰まった街ベルリン。
この街での暮らしを通して見つけた、ちょっぴり気になる情報でした。

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人気のアンペルマン ドイツ統一25周年記念エコバッグ(オーガニックコットン)


↑Frau VintageのFacebookページ

もう5時になると真っ暗です。冬だな〜。

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