ドイツのヴィンテージ雑貨と布のオンラインショップ Frau Vintage
「ねぇねぇドイツって、日本人テナントが敬遠されるって本当?」
先日久しぶりにロンドン時代の友人とスカイプした時のことです。
ロンドンでは家具・電化製品、物件によっては食器などの生活用品が備わった賃貸物件も多く、学生や単身者・若いカップルなどが数人で暮らすフラットシェアもとても盛ん(日本でもシェアハウスが広がってきたそうですね)。
日本人の入居者(テナント)は大家さんにありがたがられる傾向があります。
なぜなら、
1.家賃をきちんと払う
2.室内で靴を脱ぐなど家を傷めず清潔に保ってくれる
3.備品を盗ったり壊したりしない
4.パーティで大騒ぎするなどの迷惑行為・問題を起こさない
5.おとなしい(クレームをつけてこない)
などなど 。
5はさておきすべて当たり前のことのようですが、ロンドンにはいろんな人がいるので手のかからない安心確実なテナントが好まれるのも納得です。
それなのにドイツでは日本人が敬遠される?
理由を聞くと「日本人は料理するからキッチンが汚れるでしょう?」と。
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ドイツ人はキレイ好き?!
ドイツ人は掃除好きと言われています。
特に窓ガラスはピカピカにしていないと「だらしのない家」の烙印が押されるため常に磨いているのだとか。
そう言われてみれば窓をキレイにしているお家が多い気がします。
油はねなどのちょっとした汚れもその都度拭いたりなど、とにかく掃除に熱心なんですって。
真偽のほどはともかく良い習慣ですよね。
ライムスケール(石灰)との闘い
ドイツの水道水は硬度が高く石灰成分を多く含んでいるのでちょっとした水はねも放っておくと白く跡が残ってしまいます。
気がつけばケトルの底にライムスケールの塊がなんてこともしょっちゅう。
とにかく水はねを残さないのがポイントなのでせっせと拭き取ります。
マイクロファイバー布やスポンジクロスがさっと拭けて便利。
こびりついてしまったライムスケールはお酢で退治します。
頑固なライムスケールを落とすビネガー配合の専用洗剤も数多く出ているんですよ。
日本でもお馴染みのFroschのお掃除洗剤。Essigとは酢のことです。本当にツーンと酢のような匂いがするんですよ。
汚さない努力!
こまめに掃除をしてるつもりでもどうしても汚れてしまうのがキッチン周り。
掃除好きドイツ人のキッチンを綺麗に保つ秘訣とは…なんと「使わないこと」。
使えば使うほど汚れるのでなるべく使わないのだそう。
ドイツの基本的な晩御飯はカルテスエッセンと呼ばれる火を使わない冷たい
食事でハムやチーズ・野菜などをパンと一緒に食べます。
準備も後片付けもラクチンで夜の時間を有効に使える&キッチンも綺麗なままで言うことなしといったとこでしょうか。
そういえばドイツ料理ってオーブンに放り込むだけとかコトコト煮こむだけとか、キッチンがあまり汚れなさそうなものが多いように思います。
「キッチンを汚したくない&掃除したくない→料理しない」という発想に驚き。
前出の友人の発言はこういった習慣の違いに起因するものでした。
初耳ではありましたがそういった一面も確かにあるのかも知れませんね。
ドイツの大掃除は春
こちらでは長い冬が終わる春先が大掃除のシーズン。
暖かくなり気分がのびのびとしてきたついでに大掃除してしまおうということなのでしょう。
でもやっぱり大掃除は年末ですよね! ということで少しずつ始めてます。
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