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リスボンの街並は、今まで訪れたことのあるヨーロッパとは全く別ものでした。
ロンドン、パリ、ベルリン、プラハ、マドリードなど色々な大都市を見てきましたが、あまりの街並の違いに空港からのタクシーの中で「早くこの足で歩きたい!」と強く思ったほどです。
まず、何が一番他の都市と違うのかというと、坂が多いということ。
かなり急勾配な坂がいたる所にありました。
道路はほとんどが石畳で、これが時々ツルツルしていて滑りやすくて怖い。
何度か実際に滑りそうになり、ヒヤヒヤものでした。
坂ではないところには階段があります。
坂だらけのリスボンを歩くのは結構大変。
わたし達はまだいいけれど、年配の人たちは大変だろうなぁ。
おもしろいことに、リスボンではお年寄りばかりで、あんまり若者を目にしなかったような。。。
そしてリスボン名物の路面電車。
かなり狭い道を路面電車が通ります。
この道路には何と信じられないことに、普通車も走ります!
見て下さい、この細い歩道を。
もっと細いとところでは、二人並んでは歩けないほどでした。
坂が多い街なので、路面電車は生活には欠かせない市民の足なのでしょうね。
自転車に乗っている人はほとんど見られませんでした。
南ヨーロッパだけあって、鮮やかなブーゲンビリアが咲いていました。
建物は軽く100年くらいは超えてそうな古さでした。
ベルリンにも古い建物はたくさんありますが(わたしが住んでいるところも築100年くらいです。)、なんだかもっと古いような趣で、味があって街全体がいい雰囲気に包まれていました。
そして、不思議なことに廃墟が多く、その建物にグラフィティなるアートな作品が描かれているのでした。
隣国スペインの首都マドリードと比べると若者が少なく、人も少なく、何となく街行く人の顔も少し哀愁漂う印象を抱いたリスボン。
はっきりいってかなり寂れた街なのですが、そのシャビーな感じが他の都市にはない魅力だと感じました。
続く (多分あと一回くらいで終わりかな?)
実は今、我が家にポルトガルからのお客さんが泊まりにきています。 ポルトガルの人って、みんな穏やかで優しい人が多いと思います。 リスボンでも、バスの運転手さんや、レストランのウェイターの人たちはみんな笑顔で接してくれて、ベルリンでの接客に慣れていると心がジーンとしちゃいました。
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